チャレンジテーマを設け常に革新と進化に取り組む
平井六右衛門 吟印-ぎんじるし-|吟醸酒
平井六右衛門 吟印 Ginjirushi」は、マンゴーやキウイフルーツ、シナモンを想わせる引き締まった芳香が特徴の吟醸酒です。岩手県の大地に育まれた「ひとめぼれ」などの飯米の旨味を麹で引き出し、低温発酵にて香味のバランスを洗練させました。
このお酒は冷酒から人肌燗でお召し上がりください。引き締まったキレのある味わいは普段の食卓で幅広くお楽しみいただけます。
インターナショナルワインチャレンジ2019 ゴールド
インターナショナルワインチャレンジ2020 シルバー
平井六右衛門シリーズ
日本酒「平井六右衛門」は酒造創業1772年、岩手県盛岡市の菊の司酒造が醸すプレステージラインナップです。16代目蔵元平井佑樹さんを中心にレシピ設計、醸造、商品化を社員一丸となって取組み、米と酵母が織りなすジューシーな味わいにこだわりました。これまでの菊の司酒造にはないチャレンジテーマを製法に設け、常に革新と進化に取り組んでおります。
考え
岩手の豊かな風土を日本酒で表現したい。ふるさとの風景を守りたい。
日本酒はシンプルに楽しむものです。情報やスペックを頼りに「頭で飲む」ものではありません。あくまで五感で味わうものだと思います。
楽しい時、うれしい時、そして悲しい時、つらい時。そんなシーンに、そっと寄り添う酒でありたいと私は蔵の仲間たちと全力で酒造りに取り組んでおります。今日の常識は明日には忘れ、日々の酒造りに疑問を投じながら情熱ある仲間たちと一滴に心血を注いでおります。
そんな中で、この平井六右衛門ブランドは菊の司酒造の中で特別な役割を担っております。
チャレンジングな酒質設計、工程管理は技術として確立したのち全ての商品に応用されます。まさに菊の司酒造のエンジンとも呼べるラインナップにまで成長したのは、ほかならぬ酒販店様、飲食店様、そして飲み手のみなさまのおかげでございます。
平井六右衛門シリーズにひとつのルールを設けております。
それは、岩手の風土を感じられる一本を造ること。
原料米は岩手県で育まれたものに制約し、契約栽培を通じて米作りからの酒造りを実践しています。酒蔵と同じく後継者不足に追い込まれ、耕作放棄地が広がる旧田園を黄金色によみがえらせること。そんな光景と感動をぜひわたしたちのお酒をお召し上がりいただき、感じてほしいと考えています。
【菊の司酒造】
菊の司酒造は酒造創業1772年、岩手県央盛岡市に蔵を構える、現存する県内最古の酒蔵です。25名前後のスタッフが製造業務に関わりながら、イベント情報発信、営業業務をこなしています。酒蔵のある盛岡市はふたつの山脈に囲まれた盆地で冬季は「本州一の寒さ」と評される寒冷地です。南部流の本質はその寒さの中での吟醸造りであり、蔵の真裏を流れる中津川の伏流水(軟水)を活かしながら、糖化と発酵をどれだけ高いレベルで表現するかということに日々取り組んでおります。また、現在5軒の農家さんと契約栽培にも取り組んでおり、持続できる農業や技能継承にも貢献し続けることも目標とし、米作り(自社田)から酒造り、岩手県の恵まれた環境を表現することも目指しております。
ただ単に売れる酒ではなく、日本酒の本質はもっと深いところにあり、原料、菌類の環境、水、気候、すべてがかけ合わさった酒造りが真のテロワールと考え、香りはあくまで鮮やかに、だけど頼ることなく、上記の環境と米のポテンシャルを活かしながら、抑揚のある味わいを表現すること。食中から食後に長くお付き合いいただける酒質を追い求めることが今の菊の司酒造のテーマです。
味わい



香り

蔵元 | 菊の司酒造 |
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原材米 | ひとめぼれ他 |
精米歩合 | 60% |
日本酒度 | +1 |
酸度 | 1.5 |